質屋では、品物の質入と買取を行なっていますから、利用者は自身の状況に応じてどちらかを選んで利用することができます。
前者の質入とは、品物を担保にして、その品物の価値の範囲でお金を借りる、つまり融資を受けることです。
融資を受けた金額と品物を預けている間に発生した利子を返済期間内に質屋に返済すれば、預けた品物は返却されて手元に戻ってきます。
しかし、返済期間内に返済ができないことになってしまった場合は、消費者金融ローンのような取立てはありませんが、預けている品物を手放すことになります。
今後、全額を返済できるという見通しが付いているのであれば、まずは利息だけを支払って返済期限を延長してもらうことも可能です。
返済期限は、流質期限ともよばれ、3か月間が一般的な期間となっています。
質料と呼ばれる利子は、1か月ごとに計算され、多くの場合、融資額や店舗によって金利が異なります。
融資額10万円以上30万円未満の場合、ある店舗では金利が4%であるのに対して、他の店舗では2.5%という例も見られますから、実際に利用する前にウェブサイトや、電話で金利を確認しておきましょう。
もう必要のない品物であれば、質入ではなく買取のほうがいいでしょう。
買取は、文字通り、質屋へ品物を持っていって売ることで、その場で品物を査定してもらえます。
査定額に納得すれば契約が成立し、その代金が現金で支払われます。
質入では、預かり期間の3か月の相場を予想して査定額が出されますが、買取は現在の相場で査定額が出されるため、買取のほうが額が高くなる場合が多いようです。
【質屋考察サイト:http://www.dormost.com/】